晴れた日のサーフィンは気持ちいいけど、日焼けはしたくない。
肌が赤くヒリヒリするのも嫌だし、シミやシワ、皮膚ガンの原因になるのも怖いですよね。
この記事では、サーフィン等の激しいマリンスポーツでも使える日焼け止めについてまとめています。
概要は以下のとおりです。
- サーフィン用の日焼け止めって市販と何が違うの?
- 日焼け止めの「SPF」「PA」とは?
- サーフィンにおすすめの日焼け止め
- アイテムでも日焼け対策
- 日焼け止めの塗り方と落とし方
すぐにおすすめの日焼け止めを見たい方は目次の「サーフィンにおすすめの日焼け止め」をタップで移動できます。
サーフィン用の日焼け止めって市販と何が違うの?
市販の日焼け止めとサーフィン用の日焼け止めの違いは「ウォータープルーフ性能」と「紫外線カット率」です。
普段の生活とサーフィンでは水に濡れる度合いが違います。そして海に入っている間は塗り直しができません。
なので同じウォータープルーフでも、サーフィン用の日焼け止めは市販よりも落ちにくくなっています。
また、海は日陰になる部分が少ない上に照り返しがあるので、通常よりも紫外線量が多くなります。
メモ
地表面の反射率は砂浜で10~25%、水面で10~20%高くなります。
比較的SPF・PA値が高いのもサーフィン用日焼け止めの特徴です。
ニッチな商品なのでコンビニやスーパー、ドラッグストア等で売っていないところが難点です。
日焼け止めの「SPF」「PA」とは?
「絶対焼きたくない」「ちょっとは焼きたい」等、個人によって好みがあると思います。
ここではSPF・PAについて簡単に説明していますので、ご存知の方は「サーフィンにおすすめの日焼け止め」まで飛ばして見て下さい。
日焼け止めの「SPF」とは
SPFは「Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)」の略で、主にUVB(紫外線B波)を防ぐ効果を表す数値です。
UVBは肌が赤くなる日焼けの他にもシミ・そばかすの原因になります。
SPFの数値が大きい程日焼けするまでの時間が長くなることを表しています。
例
例1:紫外線を浴びると10分で日焼けしてしまう人がSPF30の日焼け止めを使うと、300分(5時間)で日焼けする。
例2:紫外線を浴びると20分で日焼けしてしまう人がSPF30の日焼け止めを使うと、600分(10時間)で日焼けする。
このようにSPFは日焼けを「遅らせる」効果があり、日焼けを完全に防ぐわけではないところに注意しましょう。
サーフィンで使う場合は1時間以上外にいる事になると思います。
赤くなるヒリヒリ日焼けが大嫌いな方はSPF50+(SPFが50より大きい)の日焼止めをおすすめします。
日焼け止めの「PA」とは
PAは「Protection Grade of UVA(プロテクション グレード オブ UVA)」の略で、主にUVA(紫外線A波)を防ぐ効果を表す数値です。
UVAは肌が黒くなる日焼けの他にも、シワやたるみの原因になります。
「PA+」~「PA++++」の4段階があり、「+」の多さが効果の高さを表しています。
指標 | 効果 |
---|---|
PA+(ピーエープラス) | UVA防止効果がある |
PA++(ピーエーツープラス) | UVA防止効果がかなりある |
PA+++(ピーエースリープラス) | UVA防止効果が非常にある |
PA++++(ピーエーフォープラス) | UVA防止効果が極めて高い |
上の表のとおり「+」が多い程「肌の黒化」を防止する効果が高いです。
肌が黒くなるのを防止したい、シワやたるみを防止したい方は「PA++++」の日焼止めをおすすめします。
サーフィンにおすすめの日焼け止め
ここからはサーフィンに適した日焼け止めを紹介します。
概ねSPFが高い順番に並んでいます。
さらにタイプ別に分けていますので、下の表をタップして移動して下さい。
「スティックタイプ」のサーフィン用日焼け止め
VERTRA(バートラ) フェイススティック
高い防水性とベタつかないサラっとした使い心地。
Vertra製品は業界最大のテストを受けており、表記のSPF値は被験者が80分の水浸漬にさらされた後のSPF保護レベル。
スティックは柔らかめで肌への乗りも滑らか。耐水性に優れていて目に染みない。
価格 | 3500円程 |
SPF | SPF35~SPF50+ |
PA | PA++++ |
形状 | スティックタイプ |
容量 | 11g |
カラー | 5色(エフカイベージュ,クールベージュ,コナゴールド,トランスルーセント,クリア) |
ウォータープルーフ | ○ |
BRISA MARINA(ブリサ マリーナ) 日焼け止めUVスティック EX
Made in JAPANのスティック型日焼け止め。
キャップには簡易的なミラーが付いているので手元に鏡が無くても顔を確認できる。
ナチュラルブラウンは白浮きが気になる方におすすめ。色移りすると目立つので注意。
価格 | 3000円程 |
SPF | SPF50+ |
PA | PA++++ |
形状 | スティックタイプ |
容量 | 10g |
カラー | 2色(ホワイト,ナチュラルブラウン) |
ウォータープルーフ | ○ |
BRISA MARINA(ブリサ マリーナ) 日焼け止めUVスティック
Made in JAPANのスティック型日焼け止め。
キャップには簡易的なミラーが付いているので手元に鏡が無くても顔を確認できる。
BRISA MARINA(ブリサ マリーナ)の「黒色」と「黄色」の違いはSPFの値が「50+」か「50」かの違い。
価格 | 2500円程 |
SPF | SPF50 |
PA | PA++++ |
形状 | スティックタイプ |
容量 | 10g |
カラー | 2色(ホワイト,ナチュラルブラウン) |
ウォータープルーフ | ○ |
PEACE WAVE(ピースウェーブ) UVフェイススティック
手が汚れないスティックタイプの日焼け止め。ケースにはミラーが付いている。
用途に合わせた4色展開。クリア以外は色移りに注意。
・ホワイト SPF50 PA+++ お肌をちゃんと守りたい人
・クリア SPF50 PA+++ しっかり塗っても目立たない
・タン SPF38 PA++ 日焼け肌にファンデーションのように馴染む
・ブラック SPF38 PA++ 太陽の眩しさを軽減してくれる
価格 | 2500円程 |
SPF | SPF38~SPF50 |
PA | PA++~PA+++ |
形状 | スティックタイプ |
容量 | 10g |
カラー | 4色(ホワイト,クリア,タン,ブラック) |
ウォータープルーフ | ○ |
COCOSUNSHINE(ココサンシャイン) FACE STICKフェイススティック
水中でのアクションを繰り返しても落ちにくい耐水性を重視したスティックタイプの日焼け止め。
しっとりしていて使いやすい。保湿力があり、一日中つけていても突っ張らない。
MADE IN JAPAN。もちろん海の中でも目に染みない。
価格 | 3500円程 |
SPF | SPF45 |
PA | PA++ |
形状 | スティックタイプ |
容量 | 9g |
カラー | 3色(ココナッツホワイト,ハニーオークル,マンゴーブラウン) |
ウォータープルーフ | ○ |
HEAD HUNTER(ヘッドハンター)日焼止め スティック [CLEAR/WHITE] FACE STICK
サーファーが作ったサーファーのための日焼け止め。
スティックタイプで片手でぬれる。強い紫外線もしっかりガード。
強力ウォータープルーフで水や汗に強い。
価格 | 2000円程 |
SPF | SPF45 |
PA | PA++ |
形状 | スティックタイプ |
容量 | 12ml |
カラー | 1色(クリアホワイト) |
ウォータープルーフ | ○ |
「クリームタイプ」のサーフィン用日焼け止め
BRISA MARINA(ブリサ マリーナ) 日焼け止めUVクリーム EX
Made in JAPANのクリームタイプの日焼け止め。ワンタッチキャップで楽に開閉できる。
ホワイトはしっかり塗ると真っ白になるので、塗り残しがわかりやすい。
香料不使用だが、土や粘土のような独特のニオイが気になる人もいる。
価格 | 2500円程 |
SPF | SPF50+ |
PA | PA++++ |
形状 | クリームタイプ |
容量 | 70g |
カラー | 2色(ホワイト,ナチュラルブラウン) |
ウォータープルーフ | ○ |
BRISA MARINA(ブリサ マリーナ) 日焼け止めUVクリーム
Made in JAPANのクリームタイプの日焼け止め。ワンタッチキャップで楽に開閉できる。
BRISA MARINA(ブリサ マリーナ)の「黒色」と「黄色」の違いはSPFの値が「50+」か「50」かの違い。
香料不使用だが、土や粘土のような独特のニオイが気になる人もいる。
価格 | 2500円程 |
SPF | SPF50 |
PA | PA++++ |
形状 | クリームタイプ |
容量 | 70g |
カラー | 2色(ホワイト,ブラウン) |
ウォータープルーフ | ○ |
UN アン SUNSCREEN on face fragrance 日焼け止めクリーム
激しい動きや汗にも強い耐久性のある、クリームタイプの日焼け止め。
ベルガモット、ライム、ジンジャー、ティリーフ、ウッディ、ムスク、6種の香りをブレンドした品のある優しい微香性。
ベトつきを抑えた厚みのあるマットな仕上がり。顔が真っ白になってしまうので気になる人には向いていない。
価格 | 3000円程 |
SPF | SPF50 |
PA | PA++++ |
形状 | クリームタイプ |
容量 | 45g |
カラー | 1色 |
ウォータープルーフ | ○ |
COCOSUNSHINE(ココサンシャイン) サンスクリーン クリーム UV SUN SCREEN CREAM
汗や水に強いウォータープルーフ。クリームタイプの日焼け止め。
ベタ付かず、軽い付け心地で使い易い。肌にやさしい付け心地。
強すぎず、ほんのり甘いバニラムスクの香り。
価格 | 3000円程 |
SPF | SPF45 |
PA | PA+++ |
形状 | クリームタイプ |
容量 | 80g |
カラー | 1色(クリアホワイト) |
ウォータープルーフ | ○ |
「ローションタイプ」のサーフィン用日焼け止め
SAFE SEA(セーフシー) 日焼け止め クラゲ予防ローション ADVANCE(アドバンス)
クラゲが寄ってきても仲間だと認識させ、クラゲの攻撃を受けないようにする働きがある日焼け止め。
伸びは良くベタッとした付け心地。乾くと透明になり、ベタ付きもほとんどなくなる。
しっかり肌に付いている分しっかりクレンジングしないとなかなか落ちない。
価格 | 2500円程 |
SPF | SPF50 |
PA | PA++++ |
形状 | ローションタイプ |
容量 | 118ml |
カラー | 1色 |
ウォータープルーフ | ○ |
PEACE WAVE(ピースウェーブ) 日焼け止め UVプロテクトローション
水や汗にも強いローションタイプの日焼止め。
目立ちにくさを重視した2色展開
・クリア SPF50 PA+++ 白残りしづらい
・タン SPF38 PA+++ 日焼けした肌には目立ちにくい
価格 | 2500円程 |
SPF | SPF38~SPF50 |
PA | PA+++ |
形状 | ローションタイプ |
容量 | 40ml |
カラー | 2色(クリア,タン) |
ウォータープルーフ | ○ |
「髪」用のサーフィンでおすすめの日焼け止め
最も傷みやすい濡れた状態の髪を、紫外線や海水等の外部の刺激から守る。ヘアカラーの退色対策にも。
サーファーズ ダイアン ウォーター&サンケアプロテクト ヘアミスト
洗い流さないトリートメントミスト。
水分や汗等にも強い独自の処方でダメージの要因から髪を守ります。
使い方は、海に入る前にミストを髪に直接スプレーして、手で馴染ませるだけ。
価格 | 2500円程 |
形状 | ヘアミスト |
容量 | 150ml |
香り | シトラス&スウィートラベンダーの香り |
DEEPAXX ディーパックス HAIR ESSENCE ヘアエッセンス
髪の毛のUVケア(ブロック&ケア)、スタイリング、フレグランス、1つで3つの役割を果たしてくれるヘアスタイリング美容液。
14種類の美容成分配合で、オイルなのにベタつかず、さらっとした使い心地。
使い方は、海に入る前に乾いた髪に馴染ませるだけ。
価格 | 3500円程 |
形状 | ヘアオイル |
容量 | 55ml |
香り | フルーツ&ムスクの香り |
「唇」用のサーフィンでおすすめの日焼け止め
見落としがちな唇の紫外線対策に。
BRISA MARINA(ブリサ マリーナ) 日焼け止め リップ 固形UVリップスティック 唇用
日焼止め効果のあるリップスティック。
汗、水、皮脂に強いウォータープルーフで抜群の耐久性。
保湿力があり乾燥しづらいので、サーフィンはもちろん日差しの強い日の普段使いもできる。
価格 | 1500円程 |
SPF | SPF32 |
PA | PA+++ |
形状 | リップスティック |
容量 | 3g |
カラー | 1色(クリア) |
ウォータープルーフ | ○ |
サーフィンと相性が良い「飲む日焼止め?」
飲む日焼止めは紫外線が当たる事によって体内で生み出される活性酸素を抑制します。
紫外線を直接遮る効果はないので、塗る日焼け止めとの併用は必須です。
活性酸素を抑える事によるアンチエイジング効果も期待できます。
内側からも紫外線対策ができるところが飲む日焼け止めのメリットです。
人によって効果に差があるので、初めての方のまとめ買いはおすすめしません。
ブライトニングビューティー
日焼止めの塗りムラ、塗り忘れが不安な方や、目からの紫外線対策もしたい方。
日焼け止めを塗る習慣の無い男性にも。
MADE IN JAPANの美味しいパイン味。
スターズ ホワイト サプリ
トマトエキス、パイナップルエキスに加え、コラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタと贅沢な美容成分配合。
安全安心の国内生産。肌の調子が良くなる人も。
冬の紫外線対策にも。
アイテムでも日焼け対策 帽子(サーフハット・サーフキャップ)で日焼け防止
日焼け止めと併用してサーフハットやサーフキャップもおすすめです。
あごひもは簡単に取り外しできて、タウンユースとしても使用可能です。
サーフハットの両サイドの「つば」はボタンで留められるので視界も十分確保できます。サイドメッシュで水抜けも良好です。
色や模様も様々なので、好みの物を探す楽しみもあります。
日焼け止めの塗り方と落とし方は適切に
せっかくサーフィンに適した日焼止めを選んでも、正しく塗れていなければ効果は期待できません。
メーカーごとに適切な量がありますので、商品の説明をよく確認してから塗りましょう。
日焼け止めの塗り方のコツ
塗り方のコツとしては、ムラなく均一に塗る事です。
延ばし過ぎると薄くなりますし、大量に手に取ってしまうとムラになってしまいます。
少しづつ手に取り、肌に"塗りこむ"のではなく"乗せる"意識で塗るのがコツです。
厚めに塗りたい場合は一度塗った後、数十分乾かしてからもう一度塗るとうまくいきます。
日焼止めの落とし方
続いて日焼け止めの落とし方ですが、サーフィン用の日焼止めの特徴として強いウォータープルーフ性能が挙げられます。
強いウォータープルーフを持っているという事は、水や通常の洗顔では落ちないことを意味します。
無理に擦って落とすのではなく、クレンジングを使って優しく落としましょう。
クレンジングを普段使わない、男性の方はクレンジングシートを洗顔前に使うのもおすすめです。
クレンジングシートは洗浄力が強いため、簡単に日焼け止めを落とす事ができます。
しかしながら洗浄力が強い分、肌への負担が大きくなるため使用後のスキンケアはしっかりしましょう。
サーフィン用の日焼け止め まとめ
私は日焼け後のヒリヒリが大嫌いで、サーフィン用の日焼け止めの存在を知るまでは、市販のウォータープルーフの日焼け止め(SPF50+、PA++++)を使っていました。
それでもヒリヒリしてたのですが、サーフィン用の日焼け止めを使いだしてからはヒリヒリがなくなりました。
おそらく、同じウォータープルーフでも耐水性の面でかなり違うのではないかと思います。
因みに私は顔にスティックタイプの日焼止めを塗り、顔以外はローションタイプの日焼止めを塗っています。
私と同じ様にサーフィンでの日焼け対策に困っている方に、この記事がお役に立てたら幸いです。