この記事では、サーフィンのリーシュコードの「付け方」「紐の結び方」「絡まないコツ」「寿命」についてお伝えします。
大きくは以下の5つです。
- サーフボードとリーシュコードをつなぐ紐の付け方
- サーフボードにリーシュコードを付ける方法
- リーシュコードを足首に付ける方法
- リーシュコードが足に絡まない付け方のコツ
- リーシュコードの寿命
その他にも、リーシュコードの寿命を縮めないための「手入れ方法」や「保管方法」「点検方法」についてお伝えします。
この記事を見ながら、順番にやっていけば、初心者の方でも簡単にリーシュコードを付ける事ができます。
知りたい部分だけを下の「目次」から見る事も可能です。
サーフボードとリーシュコードをつなぐ紐の結び方
サーフボードにリーシュコードをつなぐためには、サーフボードに「紐」を取り付ける必要があります。
この紐はサーフボードとリーシュコードを繋ぐ役割があります。
「リーシュストリング」「リーシュロック」「リーシュストラップ」等と呼ばれていて、メーカーで呼び方は違いますが意味は同じです。
ここでは「リーシュロック」を使って解説します。
紐をリーシュカップに通す
紐をリーシュカップに通します。
リーシュカップの隙間は狭いです。
紐だけで通そうとすると難しいので、フィンキー等の細い棒を使ったり、釣り糸等の細い糸を先に通しておくと楽に通す事が出来ます。
輪の中に紐を通す
通した紐で輪を作り、できた輪の中にもう片方の紐を通します。
紐をサーフボードに結ぶ
通した紐を最後まで引っ張ります。
紐を取り付ける際の注意点
以上で紐の取り付けは完了ですが、紐を取り付ける際には以下の点に注意しましょう。
- 紐が劣化していないか(切れかかっていないか)
- 結び目は緩んでいないか
- 紐は長すぎないか(サーフボードのレールに干渉していないか)
劣化や結び目の緩みはサーフボードが手元から離れる原因になるため特に注意が必要です。
紐の長さも、よく確認しましょう。紐部分がサーフボードのレールに当たるようだと、強い力が加わった時にテール部分を破損する恐れがあります。
今回紹介したリーシュロックを使う場合は、上記の項目の「結び目は緩んでいないか」と「紐は長すぎないか」の部分はクリアしているので、「劣化していないか」に注意しましょう。
サーフボードにリーシュコードを付ける方法
サーフボードに付けた紐にリーシュコードを付ける方法です。
リーシュコードのマジックテープを外す
リーシュコードのマジックテープの部分を外します。因みにこの部分をレールセーバーといいます。
レールセーバーを紐に通してマジックテープで固定
レールセーバーを紐に通してマジックテープで固定します。
レールセーバーの先端に紐が来るように取り付けます。
マジックテープを最後まで留めたら取り付け完了です。
リーシュコードを足首に付ける方法
基本的にリーシュコードは、軸足(後足)に付けます。
レギュラースタンスであれば右足、グーフィースタンスであれば左足です。
コード部分が足の外側に来るように取り付けます。
取り付けた後は実際に足を動かしてみて、動きの邪魔にならないか確認します。
リーシュコードが足に絡まない付け方のコツ
海の中でリーシュコードがサーフボードや波の力で引っ張られると、アンクルカフがグルッと回ってコードが足に絡む事があります。
メモ
リーシュコードの足首に巻く部分をアンクルカフといいます。
リーシュコードがズレて回らないためのコツは以下の2つ。
- アンクルカフに滑り止めが付いたリーシュコードを選ぶ
- アンクルカフの上からウエットスーツをかぶせる
滑り止めのついたリーシュコードを選ぶ
アンクルカフの内側に滑り止めが付いていると足に絡む現象が抑えられます。
強い力で引っ張られると動いてしまうので完璧とは言い切れませんが、滑り止めが無いものと比べると効果は歴然です。
滑り止めのついたリーシュコードについては他の記事で紹介しているので、気になる方はこちらの記事を参考にして下さい。
「サーフィン用リーシュコードの選び方【おすすめ人気比較12選】」
上の記事で紹介しているリーシュコードには全て滑り止めが付いています。
アンクルカフの上からウエットスーツをかぶせる
滑り止めのついたリーシュコードを選ぶ事と合わせてやって欲しい事は、アンクルカフの上からウエットスーツをかぶせる方法です。
この方法は足首まであるウエットスーツを着るシーズンにしか使えませんが、簡単な上にかなり効果的です。
ズレない上にアンクルカフが外れるのも防止してくれます。
方法はとても簡単3STEPです。
STEP1:ウエットスーツをまくり上げる
リーシュを付ける方の足のウエットスーツをまくり上げます。
STEP2:アンクルカフを巻く
いつも通りアンクルカフを巻きます。
STEP3:アンクルカフにウエットスーツをかぶせる
アンクルカフの上からウエットスーツをかぶせます。
これだけでリーシュがズレるのを防止して絡みにくくなりますので、試してみて下さい。
絡まないリーシュコードを使う
絡まないリーシュコードを使うのも有効です。
絡まないリーシュコードとして評価されているのは、FCSの「FREEDOM LEASH(フリーダムリーシュ)」です。
amazonや楽天等の通販の口コミでも「絡まない」「軽くて強い」「巻き癖が付かない」と評判でした。
FCS FREEDOM LEASH(フリーダムリーシュ)の詳細は下のリンクをタップすると確認できます。
リーシュコードの寿命を縮めないための「手入れ方法」「保管方法」「点検方法」
リーシュコードの寿命は1年程度です。
リーシュコードの寿命を縮めないために「手入れ」や「保管」「点検」はとても大切です。
ここからはリーシュコードの「手入れ方法」「保管方法」「点検方法」についてお伝えします。
リーシュコードの寿命を縮めないための「手入れ方法」
金属部分が錆びないように真水で海水を洗い流します。
海水が付いたまま保管していると金属部分が錆びてしまい、接合部の動きが悪くなる上に劣化の原因になります。
コードの部分やマジックテープの部分に付いた砂なども綺麗に洗い流しましょう。
手入れが終わったら乾燥させます。
ゴムやプラスチック部分の劣化を早めないために、直射日光の当たらない場所で乾燥させましょう。
乾燥させる際は、コードに癖が付かない様にまっすぐ吊るすのがベストです。
リーシュコードの寿命を縮めないための「保管方法」
保管する時も乾燥時と同様に、まっすぐ吊るして保管がベストです。
劣化を早めないために、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
サーフボードに巻き付けて保管したり、小さく畳んで保管してしまうと、癖が付いて使用時に足に絡みやすくなってしまいます。
リーシュコードの寿命を縮めないための「点検方法」
劣化しやすい部分を点検することによって、コードが切れるのを未然に防ぐことができます。
使用前・使用後には確実に点検するようにしましょう。
特に動きの多い部分や擦れやすい部分は劣化しやすいです。
例えば以下のような部分です。
例
- 金属のジョイント部分
- コードの部分
- コードの付け根の部分
金属部分は錆びていないか、動きは正常か、接続部は緩んでいないか。ゴムやシリコン部分に亀裂や破損、細かい切れ目はないか。
上記の部分で異常が見られたらリーシュコードの寿命です。
リーシュコードが切れると、自分や他人のケガにつながる可能性があります。
安全に関わる部分なので、こまめにチェックしましょう。
リーシュコード付け方・紐の結び方・絡まないコツ・寿命 まとめ
リーシュコードの「付け方」「紐の結び方」「絡まないコツ」「寿命」等についてお伝えしました。
見れば使い方が大体わかるような道具なので、意外と絡まないコツを知らない人も多いです。
付け方を間違えて大事なサーフボードを壊してしまう人もいます。
寿命や破損に気付かずにリーシュコードが切れてしまうと、あなたや他人の命の危険にもつながります。
寿命に関しては「手入れ」や「保管」「点検」も重要ですが、「購入時」にも注意が必要です。
特に気を付けなければならないのは、格安で売られている古いリーシュコードです。
例え使っていなくても、ゴムやプラスチック部分は劣化していきます。
「新しいと思って購入したら実は古いものだった」という事の無いように気を付けましょう。
これを防ぐ方法は3つあります。
- お店に聞いたり、自分の目で確認する
- 在庫が余らないような人気の商品を選ぶ
- 最新モデルを購入する
上記のどれか1つでも当てはまれば、悪いリーシュコードを手にするリスクはかなり少なくなります。
安全に関わる道具なので妥協せずに新しいリーシュコードを使いましょう。
上の条件に合った、おすすめのリーシュコードについては別記事で紹介していますので、気になる方は下のリンクをタップして確認してみて下さい。